『Webマーケティング業界で必要なスキル』について徹底解説します。
Google・Yahoo!・Facebook・Instagramなど、最新のWebサービスを活用し
企業の売上アップに貢献する仕事である、Webマーケティングですが
仕事に取り組むうえで欠かせない、必須スキルがいくつかがあります。
今回はWebマーティング業界に入るときに、必要となるスキルセットを
基礎編から応用編まで紹介し、未経験からWebマーケターになる方法
具体的な勉強方法についても紹介するので、転職しようか悩んでいる方は
是非この記事を参考に、スキルアップを目指してみてください。
【基礎理解】Webマーケティング業界の仕事内容を紹介
まずはWebマーケターが携わる、仕事内容を簡単に復習しましょう。
普段取り組む仕事内容が、多岐に渡るWebマーケティング業界ですが
その仕事内容は、大きく分けて3つの種類に分類することが出来ます。
(ホームページに)集客する
例
SEO対策・MEO(Google Map)対策
Google・Yahoo!のキーワード広告
Google・Yahoo!のディスプレイ広告
(Facebook・Instagram)SNS広告
SNSアカウントに記事を投稿する
まずWebマーケターの仕事で、一番大事なのが「サイトに人を集める」ことです。
企業のホームページや通販サイトは、作っただけでは誰も見てくれないので
インターネット上の様々なサービスを活用し、集客をする必要があります。
このように集客する手法は、Google・Yahoo!・Facebook・Instagramなど
たくさん種類があり、最近でも新しい手法がたくさん登場しています。
このようなWebサービスを活用し、企業の見込みのお客様となる人たちを
ホームページに出来るだけ多く集めるのが、最初のステップです。
(ホームページを)改善する
そしてホームページに集客した後は、より多くの人が注文してくれるよう
アクセス解析を行って、ホームページをどんどん改善していきます。
SEO対策やリスティング広告など活用し、ホームページに人を集めても
- 商品の情報が分かりにくい
- ホームページが使いずらい
などの原因で、せっかく集めたお客様が離脱していくことがあります。
「Googleアナリティクス」という、ホームページの分析ツールがあるので
それを活用して、注文率(CVR)が少しでも上がるように改善を繰り返します。
仮に注文率(お問い合わせ率)が2倍になれば、同じ広告の予算でも
売上も2倍になるので「ホームページを改善する」のも大事な作業です。
(CRM)リピーターを獲得!
最後に大事なのが、リピーターを増やすための「CRM施策」になります。
CRMとは「顧客関係管理」の略称なのですが、とても簡単に説明すると
- メルマガを発行する
- 公式LINEで連絡する
- SNSでやり取りする
など一度購入してくれた人をコンタクトをとり、継続的に利用してもらう
もしくは再度利用してもらうために行う、リピーター施策となります。
以前であれば一番有効なのは「メルマガ発行」でしたが、最近では
「Instagram」など活用し、顧客と常にコミュニケーションをとり
企業の商品やサービスのファンを増やす手法が、人気になってます。
Webマーケティングは、ホームページをに集客する施策に注目しがちですが
継続的に利用してくれるお客様を増やす「CRM」もとても大事な施策です。
【最低限】Webマーケティング業界の必須スキル6選!
それでは具体的に、Webマーケティング業界で必要なスキルを紹介します。
まずは最低限身についてほしい、Webマーケターの基礎スキル編です。
(オフィス系)Excel・PowerPoint
まず最低限、Excel・PowerPoint等のオフィス系ソフトは扱える必要があります。
Webマーケティングの仕事は、リスティング広告や各種SNS広告の運用など
毎月の数字を分析して、クライアントに対して報告する必要があるので
ExcelやPowerPointについては、確実に使い慣れておく必要があります。
Webマーケターの仕事は基本的にパソコンを使うので、オフィス系の使い方はもちろん
GoogleドキュメントやGoogleドライブなど、インターネット上で資料を共有する
Google提供のサービスについても、最低限使い方を覚えておいてください。
(ロジカル思考)論理的思考能力
またWebマーケティングの仕事は、ロジカルシンキング能力も大事になってきます。
ネット広告を配信していると、売上が好調な時もあれば・逆に不調な時もあります。
そのような時に、毎月のパフォーマンス状況を分析して
- なぜ売上が伸びなかったのか?
- 改善すべきポイントがどこか?
をロジカルに考えて、状況をより良くするために改善案を出す必要があります。
Webマーケティング業界における、ロジカルシンキングスキルを伸ばすには
普段から様々な企業のホームページをチェックし、自分がWeb担当者であれば
「どのような戦略でプロモーションするか?」を考える習慣をつけるのが有効です。
そして「なぜその広告手法を選んだか?」を論理的に説明する練習を繰り返せば
Webマーケティング業界における、ロジカルシンキングスキルを磨いていけます。
(大事)コミュニケーション能力
意外かもしれませんが、Webマーケターには「コミュニケーション能力」も必要です。
基本的にWebマーケティング業界は、パソコン作業中心の仕事なのですが
その仕事にお金を払ってくれる会社に対して、毎月報告する義務があります。
そこで顧客との関係性を円滑に進めるため、コミュニケーション能力が大事で
営業経験がある人の方は、Webマーケターの仕事に向いていると思います。
もちろんWebマーケティングは、企業の売上アップの貢献することが一番ですが
(社外の業者ではなく)社内にいるWeb担当者のように、企業の窓口担当者と
良好な関係性を構築し、コミュニケーションをとっていくのもとても大事です。
最近リモートワークが普及し、対面で会うことが難しくなった今だからこそ
その特性を生かした、意思疎通能力がWebマーケターに問われています。
(専任チーム)マネジメント能力
またWebマーケティングの仕事は、広告運用者・SNS運用担当者・デザイナーなど
各担当者と連携しつつ、業務を進めるので「マネジメント能力」も大事です。
Webを活用して企業の売上を伸ばすために、チームメンバーをマネジメントし
統括リーダーとして率先していくのが、Webマーケターの仕事になります。
Webマーケティングの業務は、広告運用・ホームページ分析・SNSの運用など
多岐に渡り一人で取り組むには限界があるので、他の社内メンバーや
外部のパートナーのサポートが必要で、メンバーをまとめるスキルが必要です。
クライアント毎にチームを編成し、仕事をしていくことが多いWebマーケ業界だらこそ
「チームマネジメント力」は、必須スキルだと個人的に思っています。
(最低限の)マーケティング知識
そしてWebマーケターになるなら、最低限マーケティングの知識をつけましょう。
そもそもマーケティングとは、
- 顧客の心理的な(欲しい)ニーズを分析
- そのニーズに合った商品を企画/開発する
- 商品に関する情報を適切な人達に届ける
という、一連の流れのことを言います。
これはオンラインの広告手法を取り扱うWebマーケターも、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌など
オフラインの広告を扱うマーケターにも、必須となるスキルで勉強が必要です。
マーケティングに関する書籍はいくつかあるので、まずは初心者向けの書籍で
「マーケティングとは何か?」について、インプットすることをおすすめします。
世界的に有名なマーケティングプロ集団である、P&G出身者の書籍は
勉強にピッタリだと思うので、是非Amazonで探してみてください。
(インプット)情報収集スキルも
最後に、Webマーケターは「(いち早く)情報を収集スキル」も大事です。
先ほど紹介したように、ホームページに人を集める手法はたくさん種類があり
"新しい広告手法"も次々に登場するため、Webマーケターはクライアントより早く
情報をインプットし、必要であれば即座に提案する姿勢が求められます。
TikTokで広告を配信することが出来るため、もし企業の顧客層とマッチしていれば
配信手法など自らプランニングして、お客様に提案する必要があります。
このようにWebマーケターの仕事は、スキルを身につけたら終わりではなく
常に新しい手法を模索して、スキルをアップグレードする必要があるので
大変な部分もありますが、やりがいも感じられる職業だと思います。
※より詳しくは>>『Webマーケティング業界で感じた7つのやりがい。』をご覧ください。
(無料で)Webマーケティングの適性があるか見極めよう!
⇒人気Webマーケティングスクールの"無料個別相談会"で
現役Webマーケターの方に一度相談してみるのがおすすめ!
▼目的別でスクールを探す
未経験の転職に強い
オンライン受講OK
受講期間は3ヶ月間
全国に教室がある
ネット広告運用に強い
講師のレベルが高い
入会金+授業料が安い
Webマーケの実務研修有
受講期間は7ヶ月間
>>『ワナビーアカデミー(WANNABE Academy)』
受講期間は1ヶ月間~
コースの種類が豊富
学生専用の割引あり
【応用編】Webマーケティング業界の専門スキル7選!
ここからは応用編で、Webマーケティング業界で活動するうえで
「歓迎される専門スキル」について、合計7つ紹介していきます。
(企画力)Web戦略を立案する能力
まず一つ目が「Web戦略を一から企画/立案するスキル」です。
インターネット上には、Google・Yahoo!・Facebook・Instagramなど
数多くのサービスがあり、どれを選択するかはWebマーケターに委ねられます。
そのため各サービスの特性を熟知し、クライアントの業界や予算に応じて
最適なWeb戦略を立案する、プランニングのスキルが求められます。
このように企業の営業戦略に、上流工程から携わることが出来るのは
他の職業では体験できない、Webマーケターの仕事の魅力と言えます。
(Google検索など)SEO対策スキル
続いて、Webマーケターの必須スキルが「SEO対策のスキル」ですね。
SEO対策とは、GoogleやYahoo!のような検索エンジンサービスで
特定のキーワードを検索した際に、企業のホームページを上位に表示させる手法のことで
数多くの企業が取り組んでいる、Webマーケティング手法の一つです。
例えば「渋谷 歯医者」と検索した時に、9位より10位の方が、3位より2位の方が
多くのお客様を集められるので、その歯科医院の売上の大きく貢献できます。
SEO対策は、Google・Yahoo!のような検索エンジンの評価基準を把握し
適切な対策を実施できる専門スキルが必要で、もしノウハウを持っていれば
転職市場でも有利ですし、将来的に独立することも夢ではありません。
(人を惹きつける)Webライティング
次に、Webマーケターに大事なのが「Webライティングのスキル」ですね。
"対面"で、お客様に商品やサービスのことを紹介する営業手法とは異なり
ホームページを活用する場合は、いかに文字や写真をうまく活用して
「魅力を伝えられるか?」というのが、とても大事になってきます。
商品やサービスについて、人を惹きつけられるキャッチコピーを作成できるかなど
Web上におけるライティングスキルも、Webマーケターには求められます。
詳しく知りたい方は「ネットで女性に売る」のような、コピーライティングを
勉強できる本を、いくつか読んでみることをおすすめします。
(SNS含む)ネット広告運用スキル
続いて「ネット広告の運用スキル」は、Webマーケターの必須スキルと言えます。
リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告・アフィリエイト広告など
様々な広告手法を駆使し、企業にとって見込みの高いお客様を集めるわけですが
ネット広告運用は担当者のスキルによって、成果が大きく変わってくるので
より高い成果を残せるように、Webマーケターは腕を磨く必要があります。
Google・Yahoo!・Facebook・Instagram・Twitter・LINE・YouTubeなど
それぞれの広告手法の特徴を理解し、企業の商品やサービスに合わせて
適切な運用をする能力が、Webマーケターに求められるわけですね。
(Instagram等)SNSアカウント運用
次に最近、とても注目されているのが「SNSマーケティングのスキル」です。
SNSマーケティングとは、Instagram・Twitter・TikTokなどSNSを駆使し
企業の売上を伸ばす戦略を考える仕事ですが、Google・Yahoo!のような
検索サービスを駆使するやり方とは、まったく取り組む内容が異なります。
最近ではSNSマーケティングを得意とする、会社も増えてきているのですが
今後は更にWebマーケターにとって、必須スキルとなる可能性があります。
誰でも扱えるSNSを上手に活用し、企業の売上を伸ばすノウハウが作れれば
SNSマーケティングの専任担当者として、今後活躍できると思います。
(アナリティクス)解析スキル!
続いて、Googleアナリティクスなどを活用した「解析スキル」大事ですね。
インターネットの広告手法は、全てデータが取れるのがメリットなので
(体感値ではなく)データに基づき、次の戦略を考えていく必要があります。
Googleアナリティクスを使って、アクセス数など現状を適切に把握し
より売上を伸ばせるような、仮説を立てて・それを具体的に実行に移す
Webマーケターの論理的思考力とデータ分析力が、問われるわけですね。
もしこのスキルを磨きたい方は、実際にご自身でブログを開設してみて
Googleアナリティクスを設置し、分析してみるのが一番だと思います。
(HTML等)プログラミングも大事
最後に、最低限の「プログラミングスキル」は必須かなと思います。
もちろん一からホームページを作る必要はないですが、HTMLやCSSなど
SEO対策をする上では必要ですし、WebデザイナーやWebエンジニアと
円滑にコミュニケーションをとる時にも、大きく役立つと思います。
難しく聞こえるかもしれませんが、サイトを立ち上げること自体は簡単で
実際に運用してみると、プログラミングの最低知識はもちろんですが
先ほどのGoogleアナリティクスなど、分析ツールの使い方も覚えられます。
個人的に
- Webマーケターがプログラミングを勉強する
- Webエンジニアがマーケティングを勉強する
ことは、自分の市場価値を高めるとても有効な手段だと思います。
※より詳しくは>>『WebマーケターとWebエンジニアの違い。』をご覧ください。
【未経験OK】Webマーケティングスキルを勉強する方法
ここからは具体的に、Webマーケティング業界で必要なスキルを
基礎から身につける「勉強方法」について、詳しく解説していきます。
(概要理解)参考書を活用しよう!
まずWebマーケティング業界における、基礎的内容を理解するには
初心者向けのWebマーケに関する書籍を、いくつか読んでみるのがおすすめ。
例えば「沈黙のWebマーケティング」などは、漫画で描かれているので
未経験の方が、Webマーケの概要を理解するのにピッタリです。
他にもリスティング広告についてや、Googleアナリティクスの使い方
SEO対策についてなど、興味がある書籍を読んでみるのも良いですね。
未経験の方はこのような書籍を読んでみて、Webマーケティング業界に興味を持てるか
転職して頑張りたいと思えるか、考えてみるのがおすすめです。
(広告代理店)実際に業務に携わる
そしてWebマーケティングについて、ある程度基礎を理解した後は
様々な方法で、実際にアウトプットしてみるのが良いと思います。
- 広告代理店で広告運用に携わる
- 自分でブログを開設し運営する
- SNSアカウントを作り運営する
など実践の中で学んでいくのが、個人的にはおすすめです。
未経験から広告代理店に勤務するのは、少しハードルが高いですが
自分でブログを立ち上げて運営するのは、決して難しくないです。
SNSアカウントも同様なので、ご自身でWebサービスを立ち上げ運用してみて
ノウハウを構築し、転職する時の武器に活用するのもおすすめです。
(未経験者向け)スクールに通う!
最後に未経験から、Webマーケティング業界に転職して活動したい方は
短期集中のWebスクールに通い、スキルを身につけるのもおすすめです。
最近では働きながら、Webマーケティングを基礎から学べるスクールが
人気になっており、転職保証があるところもあったりします。
もちろん『マケキャン』のような、Webマーケの専門スクールは
多少お金がかかりますが、Web広告代理店で必要な実務スキルを
身につけることが出来るので、未経験から即戦力のWebマーケターを目指せます。
気になる方は、一度無料カウンセリングで相談してみてください。
スクール名 | マケキャン |
特徴 | 未経験者の指導に強い |
受講期間 | 3ヶ月 |
入会金 | 無料(期間限定) |
料金(分割) | 31,900円~ |
返金保証 | あり(20日間) |
場所 | オンライン完結 |
カウンセリング | あり(無料) |
【転職有利】Webマーケティング業界で役立つ資格一覧
ここからは、Webマーケ業界で役立つ「資格」について紹介します。
Webマーケターという仕事に資格の取得は、必ずしも必要ではありませんが
未経験の方であれば、転職活動を有利に進められると思います。
(最低限)Webプロデュース試験
まずは、"Web検"が提供している資格の一つである『Webプロデュース試験』です。
Webプロデュース試験は、企業のWeb戦略における現状把握⇒戦略立案⇒実行まで
Webマーケティングの基礎的な概要を理解するために用意された講座なので
Webマーケティング初心者の方、社内広報、Web担当者の方におすすめですね。
そもそもネット上にあるサービスを活用し、どのようにWebマーケティングに取り組むか
根本的な概要を理解したい方は、Web検を受講してみてください。
参考:Webリテラシー試験(資格名:Webアソシエイト)の概要
(アナリティクス)個人認定資格
『Google アナリティクス個人認定資格』は、Googleアナリティクスの習熟度を認定する資格で
Web会社によっては、社員に取得するよう義務付けているケースもあります。
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、特にWeb会社以外に就職する時に有効で
「Googleの資格を持っている人」という付加価値で、転職を有利に進められます。
GAIQのテスト問題は正直難しいですが、オンライン完結で何度でも受講できるので
本・参考書などで勉強して、合格できるまで何度も挑戦してみるのがおすすめです。
(一般社団法人)ウェブ解析士
最後は"一般社団法人 ウェブ解析士協会"が提供する『ウェブ解析士』の資格です。
ウェブ解析士は、アクセス解析などのデータを正しく読み取り、デジタル戦略を考える
Webマーケティングの仕事における、上級試験のようなイメージになります。
「ユーザー分析・市場分析・競合分析・自社分析・新製品開発・宣伝方法」など、
マーケティング全般に関わる内容を、一つずつカリキュラム通りに勉強していくので
取得するのは大変ですが、Webマーケ業界に入った後即戦力として活躍できます。