『WebマーケターとWebディレクターの違い』について徹底解説します。
インターネット業界にかかわる職業は、WebマーケターやWebディレクター
Webデザイナー・Webエンジニアなど、いくつか種類があるのですが
中でも仕事内容の区別が難しいのが、マーケターとディレクターです。
今回は、WebマーケターとWebディレクターの仕事内容の比較はもちろん
「なぜWebディレクターは、本来はWebマーケターの仕事である
"Webマーケティング"についても学ぶべき、と言われるのか?」
など現役でWebマーケターの仕事をするブログ管理人が紹介します。
【比較】WebマーケターとWebディレクターの違いとは
まずは、WebマーケターとWebディレクターの対応する仕事内容や
それぞれ必要なスキルについてなど、詳しくチェックしましょう。
(Webマーケター)Web戦略全体のリーダー
仕事内容
(検索エンジン最適化)SEO対策・MEO対策の実施
(Google・Yahoo!など)リスティング広告の運用
(Facebook・Instagram・YouTubeなど)SNS広告の運用
(Googleアナリティクスを使った)ホームページ分析
まずWebマーケターは、ホームページ・ネット広告・SNSなど
様々なWebサービスを活用して、どのように企業の売上を伸ばすか
全体的な作戦(マーケティング戦略)を考えるポジションです。
クライアントの業種や予算、競合となる企業のやってることなど
現状を把握し、最適な戦略を考えるWebマーケターの仕事は
企業のWeb経由での売上に直結する、責任感ある仕事と言えます。
Webマーケターに「求められるスキル」
スキル例
リスティング広告の運用スキル
SNS広告の運用スキル
SNSマーケティングのスキル
ホームページの分析スキル
SEOライティングのスキル
SEO・MEO対策の実施スキル
Webマーケターは、様々なWebサービスの中からお客様に合うものを選び
戦略を考える仕事なので、求められるスキルもかなり幅広いです。
例えば
- 「GoogleとYahoo!」どちらの広告が合うか?
- 「YouTubeの動画広告」で成果が出るか?
- 「TwitterとInstagram」どちらの方が合うか?
など知識を持っていないと、お客様に最適なプランの提案が出来ません。
大事なポイントは、Webマーケターの仕事は「ホームページに関すること以外」でも
SNS運用・ネット広告など、様々な業務を対応することを覚えておきましょう。
(Webディレクター)サイト制作のリーダー
仕事内容
スケジュールの進行管理
顧客とのコミュニケーション
担当メンバーへの指示出し
それでは次に、Webディレクターの仕事内容をチェックしましょう。
先ほどWebマーケターは「Web戦略全体のリーダー」と紹介しましたが
Webディレクターについては「サイト制作のリーダー」となります。
- Webマーケター:Web戦略全体のリーダー
- Webディレクター:サイト制作のリーダー
Webディレクターの仕事は、営業が受注したサイトリニューアルの仕事が
円滑に進むように、プロジェクトの進行管理をする仕事になります。
具体的にはお客様に新サイトの要望を聞き、その内容を社内の
デザイナーやライターやエンジニアなど各担当メンバーに共有して、
問題なく納品まで進めるように、スケジュール管理をしていきます。
Webディレクターに「求められるスキル」
営業(コミュニケーション)スキル
スケジュール管理のスキル
Photoshop・Illustratorのスキル
Web戦略全体の進行管理を担当する、Webマーケターとは違って
サイト制作の進行管理を担当する、Webディレクターに求められるスキルは
「ホームページ制作に関すること」に限定されていますね。
Webディレクターに関して言えば、期日までにサイトを納品するために
お客様に交渉する必要があるため「営業」のスキルが必要な点です。
デザイナーやエンジニアのように、社内でひたすら作業をする仕事ではなく
「顧客とコミュニケーションをとりたい。」
という方にはWebディレクターは、ピッタリな職業だと思います。
【高いのは】WebマーケターとWebディレクターの年収
年代 | 年収(全体) | 年収(Webマーケ) | 年収(Webディレク) |
20代 | 348万円 | 374万円 | 365万円 |
30代 | 444万円 | 468万円 | 462万円 |
40代 | 510万円 | 554万円 | 527万円 |
次に、WebマーケターとWebディレクターを「年収」で比較しましょう。
同じインターネット業界の仕事ですが、年収は若干異なります。
「Webマーケター」の方が高収入
人々のお家時間が増えたことで、インターネットの需要が高まっていることもあり
Webマーケター・Webディレクターどちらも、平均より年収は少し高めです。
更にこの2つの職業で比較すると、Webマーケターの方が年収が高いです。
サイトの進行管理のリーダーを担当する、Webディレクターと
Web戦略全体のリーダーを担当する、Webマーケターでは
責任の重さも異なるので、その分年収の差があると言えると思います。
【Webディレクターも】マーケティングを学ぶべき理由
このような違いがある、WebマーケターとWebディレクターですが
「Webディレクターは、マーケティングのことも勉強すべき。」
というのはインターネット業界では、よく聞く話なのですが
ここからは"その理由"について、ブログ管理人が詳しく解説します。
(根拠)アクセス解析を元に説明
まず一つ目の理由が、クライアントの説得材料に活用できるためです。
Webディレクターの仕事の一番難しい所は、顧客にリニューアル後の
ホームページのデザインや設計を"納得してもらうこと"なのですが
その「説得材料」に、Webマーケターのスキルは大変役立ちます。
例えばクライアントと、同じ業種の会社のサイトデータを見せつつ
「なぜこのようなサイトにしたのか?」その根拠を説明してあげれば
何となく感覚で説明するより、何倍も説得力があります。
(成果が出る)サイト作成ノウハウ
またWebディレクターは"サイトを納品するまで"が主な仕事になので
「納品した後どうなったか?」は、あまり気にしている人がいません。
しかし納品(リニューアル)した後の、アクセス解析などをチェックし
「どのようなサイトが成果が出やすいのか?」を学ぶ習慣をつければ
同じ業種を担当した時に、そこで学んだ知識を活かすことが出来ます。
Webディレクターは、デザイナーやライターやエンジニアに
指示を出すポジションだからこそ、その人の持つノウハウ次第で
「成果を出せるホームページになるか?」大きく左右されるわけです。
(成功事例)転職活動が容易に!
そしてWebディレクターが、マーケティングスキルを身につけるべき
理由の3つ目が、転職で有利になる可能性が高いからです。
Webディレクターと採用する企業としては、成果を出せるサイトを
作ってくれるディレクターの方が、仕事を依頼しやすいですよね。
どのようなホームページを作り、どのような成果を出したのか
成功事例として話せるようにしておけば、採用する企業の担当者に
分かりやすく「自分の実績」をアピールできると思います。
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【比較】WebマーケターとWebデザイナーの違いを紹介
ちなみにWebマーケターと、Webデザイナーでは仕事内容や
年収などどのような違いがあるのか、比較してみましょう。
(Webデザイナーと)年収を比較!
年代 | 年収(全体) | 年収(Webマーケ) | 年収(Webデザイナー) |
20代 | 348万円 | 365万円 | 327万円 |
30代 | 444万円 | 462万円 | 388万円 |
40代 | 510万円 | 527万円 | 431万円 |
インターネット集客の戦略を担当する、Webマーケターと
ホームページや広告用の素材など、各種クリエイティブのデザインを
担当するWebデザイナーの、それぞれの年収を比較してみました。
企業の売上の直結する、Webマーケティング戦略のリーダーである
Webマーケターは、Webデザイナーや広告運用者などの指示を出す人間なので
責任は重大ですが、その分給料に反映される傾向があるようですね。
(市場価値◎)マーケ×デザイン
このような業界の傾向から、Webディレクターの方も同じですが
Webデザイナーの方も、マーケティングのスキルを身につけることが出来れば
会社内でも重宝されますし、自分の市場価値を高められます。
例えばランディングページの制作や、ディスプレイ広告用のバナーなど
今までの実績を元に"成果の出るクリエイティブ"を提案してくれる
Webデザイナーは、マーケターにとっても有難い存在だと思います。
また顧客から依頼されたものについても「なぜこのデザインにしたのか?」
データを元に"根拠"を説明できるようになると、納得してもらいやすく
以前より納品まで、スムーズに進めることが出来ますよ。
【将来性】それぞれの職業のキャリアプランを解説!
ここからは、WebマーケターとWebディレクターに挑戦してみたいと
長んでいる方向けに、この2つの職業のキャリアプランを紹介します。
(Web会社で)上層部を目指す
まず未経験から、WebマーケターやWebディレクターとして活動するなら
一番おすすめなのが、Web専門の広告代理店などに入社することです。
キャリアプランの一つ目の選択肢が、このようなWebの会社の中で
部長やマネージャーなど、上の役職を目指していくというものです。
このようなWebの会社いるメリットは、常にWebに関する最先端情報を
入手することが可能な点で、常にスキルを磨き続けることが出来ます。
(事業会社に)転職するのも◎
キャリアプランの二つ目の選択肢が、Web会社のクライアントとなる
(通販などの)事業会社に転職して、活動するという方法です。
実際にWeb会社で勤務していると、顧客からヘッドハンティングのお話をいただき
そのまま転職する、というケースがWebマーケターには多いです。
Webマーケターの仕事は、企業の売上に直結する"重大な仕事"だからこそ
しっかり結果を出せば、自分の市場価値を高めることが出来ます。
(独立)フリーで活動も出来る
最後に、Webマーケターのキャリアプランの選択肢として独立もありますね。
実際、会社員時代に多くのクライアントを担当して実績をつくり
そのスキルを活かして独立する、というケースは少なくありません。
これはWebマーケターはもちろんですが、Webディレクターについても
優秀な人は独立して、フリーで仕事をもらう人も少なくないです。
※より詳しくは>>『Webマーケティング業界のキャリアプラン。』をご覧ください。
【未経験から】Webマーケターを目指すのは難しいか?
最後にWebマーケターという職種に、挑戦してみたい方向けに
具体的な転職方法・勉強方法について、詳しく解説していきます。
「未経験可の求人」は意外に多い
まずWebマーケターになるなら、未経験でも採用してくれる
Webマーケティング事業を行う会社に転職するのが一番です。
- 求人数が圧倒的に多い『リクルートエージェント』
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などの転職エージェントに、一度相談してみるのがおすすめ。
未経験の方でも、履歴書・職務経歴書のつくり方から面接対策まで
丁寧に指導してくれるので、是非利用してみてください。
(短期集中)専門スクールで勉強
もし転職する前に、基礎からWebマーケティングについて勉強したい
という方であれば、Webマーケ専門スクールに通うのもおすすめ。
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(まず独学)参考書を使って勉強
最後にまずは、本などを活用して少しずつ勉強したいという方は
『沈黙のWebマーケティング』のような、初心者向けの書籍を活用して
Webマーケティングの概要を学ぶことから、スタートしてみてください。
また独学でWebマーケを勉強していると、つまづくこともあると思うので
もし分からない点があれば、是非ブログ管理人までご相談ください。
私も同じ業界の仲間が、一人でも増えればとても嬉しいので
是非一緒に、Webマーケティングを勉強していきましょう。