『Webマーケティング業界の平均年収は低いのか』について徹底解説します。
インターネット広告市場の拡大から、昨今少しずつ人気になりつつある
「Webマーケター」という仕事ですが、稼げる職業なのか気になる点ですよね。
今回は、Webマーケティング業界について(他業種と比較した)平均年収や
(個人もしくは会社員で)年収1,000万稼ぐためのキャリアプランなど
現役Webマーケターとして活動する、ブログ管理人が詳しく紹介します。
「Webマーケティング業界への転職を考えてるが、年収が低いか気になる。」
という方向けに解説していくので、是非参考にしてみてください。
【実際低いのか】Webマーケティング業界の平均年収を紹介します
年代 | 年収(全体) | 年収(Webマーケ) |
20代 | 348万円 | 365万円 |
30代 | 444万円 | 462万円 |
40代 | 510万円 | 527万円 |
(全職種平均よりは)平均年収が高い
まず最初に「Webマーケターの平均年収は低いのか?」について解説します。
結論から言うと、全職種平均と比較すると「年収は高い」傾向にあります。
広告営業・SEO対策・広告運用・SNSマーケなど、一言でWebマーケと言っても
様々な職種があるため、働く企業によって多少年収は前後すると思いますが
総じて市場価値が高い(今後高まる可能性がある)職業と言えますね。
電通・博報堂・サイバーエージェントなど、大手の広告代理店もありますが
現状だとまだベンチャー企業が多い業界なので、他業種の大手企業と比較すると
(ボーナスなど)福利厚生で比較すると、見劣りする点もあるかもしれません。
ですが、Webマーケティング業界は総じて「実力主義」な企業がかなり多いので
人によっては"歩合"で、普通の会社員以上に稼いでいるという人もいます。
(将来性)デジタル人材は不足してる
では「なぜWebマーケ業界は、他業種より年収が高いのか」紹介していきます。
実はWebマーケターという仕事は、ユーチューバーやインスタグラマーのように
インターネットが成長するにつれて、誕生した職業なのでまだ認知度が低い状況です。
ですので他業種と比較すると、やはり求職者の数自体がそこまで多くないので
- 企業は未経験でも採用してくれる
- 経験者だと転職市場で重宝される
という状況になっています。
インターネット広告市場自体は2015年から年々成長を続け、2019年には2兆1,048億円に達しました。
企業の多くが(テレビや新聞から)オンライン広告にシフトしているということは
その分Webマーケターの数も必要ですが、現状人手不足を感じてる企業が多いです。
(会社員)年収を上げる工夫が必要!
このように(他業種と比べれば)比較的、給料が良いWebマーケティング業界ですが
年収1,000万など他の人より、圧倒的に稼ぎたいなら工夫が必要になってきます。
これはWebマーケターという仕事に限ったことではないですが
「他の人と同じようなスキルを持っただけだと、年収は上がりにくい。」
からです。
詳しくは次で紹介しますが、Webマーケ業界で年収1,000万円以上稼ぐのは十分可能だと思います。
しかし「Webマーケターになれば、みんな年収1,000万円稼げる」というわけではないので
年収を上げるために、他のWebマーケターより優れたスキルを身につける工夫が必要です。
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【年収を上げるための】Webマーケティング業界のキャリアプラン
それでは具体的に「Webマーケターとして年収をアップする方法」を紹介します。
Webマーケターという仕事は、会社員・会社員×副業・フリーランスなど
様々な働き方があるので、ご自身の合ったキャリアプランを探してみてください。
(Webマーケ会社)経営者層を目指す
まず一つ目は「Webマーケ会社にて経営者層を目指す」というやり方ですね。
経営者層を目指すには、Webマーケティングに関する知識・実績はもちろん
- 売上計画管理
- マネジメント
- 新規事業立案
など「経営サイド」に関する、知識・実績が必要になってきます。
Webマーケティングの仕事については、正直2~3年働ければ上司から独り立ちし
一人でクライアントの対応が出来るまで、成長することが可能だと思います。
そこで別の会社に転職するのもアリですが、その会社に残り部下をマネジメントし
経営に関するスキルを身につけて、経営者層を目指す方法もあります。
年功序列など古い慣習を大事にするWeb会社は少なく、あくまで実力主義で
(もちろん結果は求められますが)年下でも上の役職につくことは十分可能です。
実際私が新卒で入社した会社でも、当時27歳という若さで取締役に抜擢された先輩がいました。
「大手Web広告代理店」に転職する!
続いて未経験(もしくは新卒で)Webマーケ会社に入り、スキルが身についた後は
年収アップを目指して、大手のWebもしくは総合広告代理店に転職する方法もあります。
例えば電通・博報堂・サイバーエージェントなど、大手の広告代理店の方が
給与面では高い傾向にあり、また大手ナショナルクライアントとの取引も多いので
Webマーケティングに関するスキルアップを目指し、転職する人が多いです。
- ベンチャー企業:個人の裁量が大きく幅広くスキルを磨ける
- 大手広告代理店:ネット広告予算が大きい大型案件に携われる
のように、それぞれメリットがあるので比較検討してみると良いでしょう。
個人的にはWebマーケ事業を行うベンチャー企業で、幅広いスキルを身につけて
大手広告代理店に転職して、スキルアップを目指すというのがおすすめです。
(メーカー等)事業会社に転職する
また、Web広告代理店以外でも「事業会社に転職する」という方法もあります。
事業会社とは簡単に言えば、Web広告代理店の「お客様となる企業」のことで
自社で商品やサービスを提供する会社に、インハウス(内製)で勤務をします。
例えば(EC)通販で商品を販売する企業は、広告代理店に任せることもありますが
社内にWebマーケターを抱えて、Web集客に注力する企業も増えてきています。
(EC)通販以外にも、医療・不動産・美容クリニック・転職・学習塾など
Webマーケターを必要する業種はたくさんあり、調べてみると求人も多いです。
事業会社のWebマーケター採用については、Web広告代理店に平均年収よりも
高い金額を出す企業もあり、上手く転職できれば年収アップも可能だと思います。
※より詳しくは>>『Webマーケティング業界のキャリアプラン。』をご覧ください。
(フリーランス)独立する選択肢も
最後にWebマーケティングのスキルを身につけた後は、独立する選択肢もあります。
Webマーケターの仕事はパソコン1台あれば取り組めるので、会社でスキルを身につけて
(転職せずに)フリーランスとして、仕事を受けて生活している人も多いです。
もちろんスキルや実績が必要だったり、収入が不安定な時期も出てきますが
定額で給料をもらう会社員よりも、フリーランスの方が稼げる可能性は高いです。
クラウドワークス・ランサーズ・ココナラなど、最近では個人で仕事を受けられる
副業プラットフォームが増えているので、SEO対策やリスティング広告運用など
Webマーケ会社で身につけたスキルを活かせる仕事は、意外と簡単に探せます。
※より詳しくは>>『Webマーケティングで独立する具体的な手順。』をご覧ください。
【副業で】Webマーケティング業界で年収を増やす選択肢もある!
ここまで、Webマーケターのキャリアプランについて紹介してきましたが
収入を増やすなら、会社員・フリーランス以外に「副業」の選択肢もあります。
(複業)個人でWebの仕事を受ける
"副業解禁"など働き方改革の影響もあり、個人で副業する人も増えてきましたね。
Webマーケティング業界の仕事は、専門スキルを企業に対して提供する仕事なので
初期投資もかからず・在庫も必要ないので、副業するにはピッタリな業界です。
「SEO対策・リスティング広告運用・SNSマーケ・動画編集」など、種類も豊富なので
まずは土日など隙間時間を利用し、ご自身の得意分野を活かし挑戦してみてください。
株式会社BLAMが運営するカイコクは、Webマーケ専門で仕事を探せるプラットフォーム。
(フルリモートOKで)今の会社で働きながら、個人で仕事を受けることが出来るので
Webマーケティングの仕事に慣れてきて、収入を増やしたい方には特におすすめです。
(自社メディア)ブログを運営する
また、Webマーケの副業に挑戦するなら「Webメディアを運営する」方法もあります。
Webメディアの運営とは、ご自身の得意なこと(好きなこと)について記事を通じて
情報発信することを言い、アフィリエイトなど広告収入で稼ぐことが出来ます。
私自身4年ほどWebメディアを運営していますが、月々20~30万円ほど稼げています。
リスティング広告運用・SNSアカウント運用など、Webマーケに関する仕事を委託で受ける場合
特に副業だと使える時間が限られているので、収入が伸びずらいデメリットがあります。
その点Webメディアの運営は、アクセスを集めて収益化する仕組みを構築出来れば
自分の使えるリソースに関係なく、24時間365日Webメディアがお金を稼いでくれます。
Google・Yahoo!のような検索エンジンで、記事を上位表示させる「SEO」のスキルが必要ですが
Webメディアの運営は、初期コストも安く抑えられ・原価もかからないメリットがあります。
※より詳しくは>>『Webマーケティングで副業を始める5ステップ。』をご覧ください。
【個人or会社員】Webマーケ業界で年収1,000万を目指す方法とは
最後に「Webマーケターとして年収1,000万円を目指す方法」をまとめてみました。
Webマーケ業界は個人のスキル次第で、大きく収入をアップ出来る業界なので
是非下記のような点を意識しながら、普段の仕事に取り組んでみてほしいですね。
(SNSなど)一つ得意分野をつくる
例
SEO/MEO対策
リスティング広告
SNS広告
SNSアカウント運用
動画編集
まず一つ目は、ご自身の「得意分野」を一つ確立させるよう努めてください。
私自身上記については一通り対応できて、実績も作ることが出来ましたが
特に「SEO対策」の部分を極めて、Webメディアを立ち上げて独立しました。
また最近ではTwitter・Instagram・TikTokなど、SNSアカウント運用代行の
ニーズが増えているので、SNSマーケで実績を作るのも良いと思います。
まずはWebマーケティング会社で、幅広くスキルを身につけるのも大事ですが
慣れてきたら「自身の得意分野」について、極める工夫をしてみてください。
(CMO)企業の経営者層の経験あり
また先ほど紹介したように、CMOなど企業の経営者層での経験があると
転職市場でも重宝されますし、年収1,000万円も目指せると思います。
- ベンチャー企業、中小企業の役員クラス
- 外資大手、メガベンチャーの役員クラス
であれば「年収1,000~1,500万円」くらいの求人もたくさんあります。
もちろん経営者層クラスになると、Webマーケに関するスキルはもちろん
売上計画管理・マネジメントなど、他のスキル(経験)も必要です。
ただWebマーケ業界は、実績次第で20代でも十分経営者層は目指せるので
会社員でキャリアを進めたい方は、是非挑戦してみてほしいですね。
「市場規模が大きい」業界へ転職
また転職を考えている方は、企業選びを工夫してみるのがおすすめです。
最近では「SaaS(Software as a Service)企業」と呼ばれる、IT企業の中でも
特に売上(利益)を伸ばし、急成長を遂げている企業がいくつかあります。
これらの企業の中には、社内でWebマーケターを抱えている企業も多いので
(代理店ではなく)事業会社で働きたい方には、ピッタリだと思います。
- Web会議サービス:ZOOM
- ビジネス名刺管理:Sansan
- ビジネスチャット:Chatwork
- 労務管理サービス:freee
などSaaSにはいくつも種類があるので、実際に求人を探してみてください。
(国内/国外問わず)伸びているSaaS企業の中には、Webマーケターを募集してる企業もあります。
(人脈)周りの繋がりを大事に!
最後にWebマーケターに限ったことはないですが、やはり人との繋がりは大事です。
前職でお付き合いがあったお客様や、前職で一緒に仕事をした同僚はもちろん
昔の友達の会社から、Webについて相談したいというお話はよく聞きます。
「Webマーケティング」は、ほぼ全ての業種で必要な施策であるからこそ
意外なところから、仕事の相談やヘッドハンティングの話が入ってきます。
その中には(今の会社の給料より高い)魅力的なお話が来ることも十分あるので
社外の人とも、積極的にコミュニケーションを取ることをおすすめします。